目次

• ▼上巻：天皇家の出現とそれを支えた藤原氏との共存の500年の歴史（第一章～第四章）
• ▼中巻：武士層の出現によって始まった混乱と闘争の500年の歴史（第五章～第六章）
• ▼下巻：再統一された日本と特異性の下に築かれたその後の500年の歴史（第七章～第八章）

上巻：天皇家の出現とそれを支えた藤原氏との共存の500年の歴史

第一章　日本の特異性の認識と歴史が必ず持つ因果関係

• １－１項：日清、日露から太平洋戦争へ
  －天皇制と武士道が特異な団結力を生んだ－
• １－２項：アメリカ生活で実感した白人と有色人種の歴史と日本の特異性
• １－３項：日本の特異性の坩堝である相撲界を理解出来なかった横綱朝青龍問題

第二章　天皇家の出現までの日本列島の状況と日本民族の特異性

• ２－１項：総括
• ２－２項：古代日本列島は隣国に征服される事は無かったのか
  ＝中国、朝鮮半島の記録からの検証＝
• ２－３項：古事記、日本書紀とその編纂意図について
• ２－４項：日本民族について
• ２－５項：古代日本の公的名称について

第三章　日本の基礎を作った飛鳥時代の三天皇

• はじめに：日本の基礎を作った飛鳥時代の三天皇
• ３－１項：推古天皇
• ３－２項：天智天皇
• ３－３項：天武天皇

第四章　天皇家が今日まで存続する事に不可欠だった
藤原家との500年の“共存体制”の歴史

• ４－１項：天皇家の衰退を招いた聖武天皇～称徳天皇期の権力争いと
  藤原氏との“共存体制”の基礎作り
• ４－２項：飛鳥、奈良時代に女帝が多かった背景について
• ４－３項：平安時代初期の藤原氏の権勢伸張と天皇家との攻防
• ４－４項：藤原摂関家の常設化に至る経緯
• ４－５項：天皇家政治権力の衰退と藤原摂関家の絶頂期
• ４－６項：藤原摂関政治時代の終焉

中巻：武士層の出現によって始まった混乱と闘争の500年の歴史

第五章　院政の始まりと武士層出現に拠る混乱の時代の幕開け

• ５－１項：”白河院政”の開始から”鳥羽院政期”迄・・武士層の雌伏期間
• ５－２項：保元の乱・・藤原摂関家分裂と源平の台頭
• ５－３項：平治の乱・・平清盛の台頭と後白河上皇、二条天皇父子
• ５－４項：二条天皇を助け、後白河院と連携した時期の平清盛
• ５－５項：後白河法皇との提携関係関係に入った亀裂と3人の平氏一門の女性
• ５－６項：平清盛が強引に政権を成立させたプロセス
• ５－７項：平氏政権滅亡のプロセス・・平清盛の死　迄
• ５－８項：清盛の死後平氏一門滅亡のプロセスが始まる
  ・・木曽義仲の登場と平氏一門都落ち
• ５－９項：平氏一門滅亡に到る最後の一年間と戦後の平氏の人々
• ５－１０項：平清盛が遺した日本の貨幣経済発展への功績

第六章　武士に拠る闘争の時代と院政の終了・・織豊で成った日本の再統一

• ６－１項：鎌倉幕府成立までの経緯
• ６－２項：鎌倉幕府が日本史上に果した役割と
  五段階に分けて考える政治体制変遷の概要
• ６－３項：鎌倉幕府五段階の政治体制変遷の第一段階・源家3代将軍政治体制の断絶
• ６－４項：鎌倉幕府五段階の政治体制変遷の第二段階・承久の乱とその影響
• ６－５項：鎌倉幕府五段階の政治体制変遷の第三段階その①・第3代執権北条泰時の“合議制政治”から第5代北条時頼の“得宗専制政治”が始まる迄
• ６－６項：鎌倉幕府五段階の政治体制変遷の第三段階その②・北条時宗の得宗独裁（専制）政治体制と元寇
• ６－７項：鎌倉幕府五段階の政治体制変遷の第四段階・寄合合議制政治体制・・内管領の専横と幕府滅亡の始まり
• ６－８項：鎌倉幕府五段階の政治体制変遷の第五段階・鎌倉幕府滅亡
  ―幕府体制の矛盾に気付いた外様御家人と悪党を利用した後醍醐天皇―
  
• ６－９項：“建武の新政”の失敗と“武士政権再興”に動いた足利尊氏との主導権争いに明け暮れた３年半
• ６－１０項：足利幕府成立と南北朝の混乱前期・・後醍醐天皇が齎した混乱期
• ６－１１項：南北朝の混乱―中期・・足利尊氏が齎した混乱期
  ＝観応の擾乱と天皇家を弄んだ足利尊氏＝
  
• ６－１２項：南北朝混乱の収束・・南北朝合一と足利義満
  
• ６－１３項：“南北朝合一”後に構築した新たな統治機構“北山殿義満”と 絶頂期での急死
  
• ６－１４項：強大な求心力を発揮した父・足利義満政治を否定し、逆に遠心力を生じさせた “足利義持”の政治期
  
• ６－１５項：“籤引き将軍”（第六代足利義教）の恐怖政治が齎した顛末（暗殺）と幕府権威の失墜
  
• ６－１６項：カオス（混沌・混乱）状態の政情下に将軍に就き、統治回復どころか、混乱状態を助長し“応仁の乱”突入へと導いた8代将軍“足利義政”政治期の前半
  
• ６－１７項：“応仁の乱”と“享徳の乱”の終息・・東西二つの幕府が併存し、日本分断の始まり、室町幕府の内部崩壊を齎した“足利義政”後半の政治期
  
• ６－１８項：日本の特異性“血統信仰”に支えられ辛うじて存続した“足利将軍家”と“室町幕府”いち早く関東地区では“古河公方”“関東管領”家が共に分裂抗争に陥り“伊勢宗瑞”が“戦国大名化”する
  
• ６－１９項：室町幕府の統治範囲が“京・畿内周辺”地域に狭まり、将軍を流浪化し、覇権を握った“細川京兆家（管領家）”が４半世紀に亘る内紛に陥る
  
• ６－２０項：“織田信長”登場への先導役と成った“三好長慶”
  
• ６－２１項：織田信長が足利義昭を擁立し畿内統一を果たし彼を将軍に就かせる大事業を為す切っ掛けと成ったのは”永禄の変”であった。そして天下布武をビジョンに掲げ全国統一に突っ走る
  
• ６－２２項：“天下布武“を掲げ他の戦国大名とは異次元の”革命武将“としての動きで
  “全国統一”を進めた“織田信長”の強さは何処にあったのか、そして弱点は？
  

------------------------------ 【以下、未完】 ------------------------------

下巻　再統一された日本と特異性の下に築かれたその後の500年の歴史

第七章　日本人の特異性と言われる“武士道精神”が根付いた歴史的経緯

• ７－１項：日本の“武士道”の歴史
• ７－２項：“武士道“の生きた手本となった赤穂事件の史実と仮名手本忠臣蔵
• ７－３項：赤穂事件と石田心学の合成が萌芽期の日本的経営のベースとなった
• ７－４項：江戸幕府の終焉と明治以降の国家観作り
  ―天皇家権威と武士道精神の貢献―

第八章　大国に躍り出た日本、敗戦国となった日本、復興なった日本
―忘れてはなら無い事―

• ８－１項：日清・日露戦争から第一次世界大戦に参戦した頃の日本の状況
• ８－２項：大正デモクラシーから軍事大国へと変貌した日本と同時期の世界
• ８－３項：日中戦争～太平洋戦争に突入した日本の国情と関係大国との外交
• ８－４項：敗戦後の日本と早期復興が可能だった事由
• ８－５項：日本の特異性を熟知してグローバル世界に対応する時代
  ―過去の歴史から忘れてはならない事―